WCS(ワールドクライミングシリーズ)リード競技第4戦が10〜12日、フランスで開かれ、男子はアルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)が優勝しました。
ロペスは、2021年の東京五輪複合競技の金メダリスト。WCSで優勝するのは、前身のW杯時代を含めて初めて。
女子はアニー・サンダース(米)が制し、第1、2戦に続く3勝目を挙げました。
男子
今大会決勝では、強傾斜終盤の左側にある30手目(スコア30地点)から、終盤局面の薄かぶり壁40手目まで、カチ持ちアンダーや連続するクリンプをこなしながら右上するムーブがに苦戦する選手が続出しました。
ロペスは右上から直上する局面にさしかかり、ダイノで縦の左カチを保持、さらに右手を出したものの止まらず墜落しました。スコアは39+。
2位はルカ・ポトカル(スロベニア)、3位はプトラ・トリラマダニ(インドネシア)で、ともにスコア38+まで迫りましたが、ロペスの耐久力に一歩及びませんでした。
ロペスは過去7年間にわたり、W杯では何度も2位を獲得しているが、表彰台のトップは逃し続けてきただけに、ひときわ優勝がうれしかった様子。
インタビューで、「グレートな気分だ。昨年は(コンディションが)完璧だったが、優勝は決して訪れなかった。ある時は、これ以上やっても本当に勝てないんじゃないか、と絶望的になったりしたからね」と、破顔しました。
日本勢は決勝に3人が出場したものの、村下善乙がスコア35+で5位、吉田智音が同34で7位、安楽宙斗が同34で8位に終わりました。
ロペスの使用シューズは、スポルティバ・マンダラ。
女子
アニー・サンダースがスコ52+で優勝し、2位はアレクサンドラ・タコバ(ブルガリア)で同48、3位はソ・チェヒョン(韓国)で同47+となりました。
韓国のレジェンド、キム・ジャイン(37)が、42+で7位に入り、健在ぶりをアピールしました。
日本勢はいずれも、決勝進出を逃しました。
第5戦は9月4~5日、スロベニアで開かれます。
アニーの使用シューズは、テナヤ・オアシ。
