【ギリシア】カリムノスで死亡事故、アンカー含むボルト3本破損、ロワーダウン中

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事故
非営利団体「Rebolt Kalymnos」のインスタグラム投稿より

3月27日、ギリシアのカリムノス島で、チェコ共和国の男性(60)がシングルピッチのルートを登り終えてロワーダウン中、アンカーボルト全2本など合計3本が破損し、リッジ(岩稜)にたたきつけられて死亡しました。

非営利団体「Rebolt Kalymnos」がインスタグラムで報告しました。2005年以前に開拓され、リボルトされていないルートに注意するよう呼びかけています。

投稿写真を見る限り、ロワーダウン用のカラビナは比較的新しいものの、ハンガー、チェーンともに大部分が白く変色し、目視できないボルトの腐食が、かなり進んでいたと思われます。

クライマーに落ち度なし

同団体の投稿によると、男性はジュラシック・パーク・セクターで、7b+のルート(2002年に設定)を登り、アンカーに到達しました。

ほどなくロワーダウンを始め、最終ボルトと上から2番目のボルトからクイックドローを回収したところ突然、アンカーのボルト2本が破損。

男性の落下の衝撃で、上から3番目のボルトも抜け、男性はルート中間部のリッジに衝突し止まりました。

当初は男性に意識があり、ヘリコプターや消防隊、ボランティアが救助にあたったものの失敗し、数時間後に死亡しました。

アンカーは、10mmエクスパンションボルト2本、ペツル社製ハンガー2枚、チェーン、ロワーダウン用カラビナ1枚などで構成されていました。

Rebolt Kalymnosは事故について、アンカーとして24年間使い続けた、ギアの劣化が原因と分析。「クライマーに落ち度はなかった」と指摘しています。

安全が最優先

カリムノスは世界有数の岩場で、クライミングの本場・欧州に位置することから、個人的に安全管理は徹底していると思っていましたが、事故は避けられないようです。

今回のようにハンガーやチェーンが相当腐食している場合、バックアップでほかの支点を確保したり、むやみやたらにギアを残置してはならないものの、最終ボルトにクイックドローを残したりして、無理せず登りたいと思います。

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