ジャカルタのクライミングジム「Boulder Planet」は、オートビレイ17基を設置しており、高さ7mと物足りないながらも、連続して登れば持久力の強化に役立ちます。
オートビレイ1基当たり2〜3本のルートが引かれており、グレードは5台から7aまで。
私は9月17日、6c+まで30本近く登り、前腕の筋肉痛が2日続くほど追い込めました。
グレード6c+まで
壁に貼られたグレード表には、7aまで示されていますが、この日実際にあったのは6c+まで。
5台と6a〜6b+がそれぞれ4割近くで、6c以上が2割を占めるといった配分です。
オートビレイだけあって、全てがほぼ垂壁(強傾斜に設置すると、落下した際に振られて、他の客に衝突する恐れがある)。強傾斜に必要な背中の筋肉は、あまり鍛えられません。
一方、友人にビレイを頼む場合と異なり、相手のトレーニング時間を奪うことはないので、距離を稼ぐのには最適です。
ジム内の張り紙には「初心者と13歳以下の子供の利用が推奨される」と注釈が書いてますが、中級者でも楽しめます。

最高グレード1本登れず
私はアップを兼ねて、6a〜6b+を7本登ったところ、15分が経過したので、少し休憩。全てのルートを登ろうと、壁の端から順に始めました。
結果、挑戦した6aから6cまでは全て1撃。合計3本あった6c+のうち、2本はともに2撃にとどまり、残りの1本は休憩を挟んでも登れませんでした。
3日前のボルダリングで感じていた、肩の痛みも少し増してきたので、この日は終了。結構、体を疲れさせることができ、良いトレーニングになりました。
格差社会感じる
Boulder Planetのジムは2024年にオープン。オートビレイがあり、ボルダーを含めた壁の面積が広大です。
冷房が常時稼働し、清掃員が常に床を水拭きするなど、日本の大半のジムよりも、設備の充実度や清潔さで優っていると言って良いでしょう。
ジムは大型商業モールの4階にあり、筋トレスペースは全面ガラスで、数km先の独立記念塔(モナス)や周囲のビル、何車線もあり混雑する道路などを見渡すことができるのも特徴です。
一方、商業モールの周辺では、路上に寝る物乞い、ボロボロの屋台を引く商売人、車道でギターを弾きカネを求める人など、別世界が広がっており、インドネシアは相当な格差社会だと感じます。