フランスのクライミング・アパレルメーカー「ノーグレード」のサヘルパンツをレビューしたいと思います。
やや細めで普段着として使っても、格好良いシルエットが特徴。立体裁断されているので、軽快に動けます。
素材はコットンベースなので通気性も良いです。やや薄手なので春夏に活躍するでしょう。
私は2023年、ベトナムとタイに旅行した際、履いていきました。街でも外岩でも使えるので、持ち歩く衣類を減らすことができて重宝しました。
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生地、スタイル
生地は綿97％、エラスティン３％で織られています。
やはり綿はポリエステルに比べて光沢感がない、落ち着いた生地感なので、市街地で履いても違和感がありません。
ファッションの本場フランス仕込みのシルエットもポイント。綿のボタンダウンや麻シャツと合わせれば、きれいめのカジュアルスタイルになります。
股下にはガゼットクロッチ構造を採用。ひし形の生地を足すことで、開脚時にパンツがもたつかないよう配慮しています。
ウエストベルト、縫製
ウエスト部分は特殊エラスティック素材で腹圧をサポートするエアロベルトを採用。ジャージのように伸縮するため、体にぴったりフィットします。
ウエスト部分はスナップボタンで留める構造です。ジッパーのある前開き構造のため、普通のズボンとして使えます。
縫製は基本的にシングルステッチのため、見た目がすっきりしています。ポケット周りや、膝裏はダブルステッチで補強しているほか、一部を凹凸感のある生地に切り替えているため、少しカジュアル感が出ています。
デティール
ポケットは前２つ、左後ろに１つの合計３カ所。右側面にはブラシを収納できるスリットがあります。
右ポケットの下には小さく、左後ろには横幅５cm程度で、ブランド名noGRADEの刺繍とロゴが入っています。
後ろのロゴはTシャツを着れば隠れますが、前傾壁を登る際にちらりと見えるので、さりげない格好よさがあります。
裾にはドローコードが付いているので、絞れば足元が見やすくなります。膝下まで、たくし上げて、７分丈パンツのようにも使えます。
カラー、サイズ展開
ノーグレードのHPによると、カラーはネイビーやグレーなど13色、サイズはSからXXLを展開しています。
Sサイズはウエスト約74-78cm、股上約26cm、股下約76cm。Mサイズはウエスト約78-82cm、股上約26cm、股下約77cmとなっています。
カラーはブロンズが、やや濃い目のベージュのチノパンといった印象で使いやすいです。
私は178cm、60KgでSでジャストサイズです。
裾丈は、くるぶし下で、ほぼノークッション。普段着ならあと２〜３cm長くても良いですが、クライミングで使うことを考えると、ノークッションの方が生地がもたつかず良いでしょう。
膝裏のダーツ部分は、もう少し下にあれば、ちょうどよいです。既製品なので、完璧に自分の体に合ったものを探すのは難しいです。私はウエストと丈感が合えば、良しとしています。
価格はフランスなら90ユーロ（2024年１月現在）。日本の実売価格は、税込１万7600円（同）程度となっています。
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