ショーン・ベイリー(29)は、米国で世界最難9c/5.15d「Duality of Man」を初登し1月27日、インスタグラムで報告しました。
初登日は2025年5月6日。9cのルートはSilence、DNA、B.I.Gに続いて世界で4本目となります。
ショーンは投稿で「合計4年、3シーズンを費やした。これまで最も長い時間をかけ、最もとりつかれ、最も困難なプロジェクトだった」と説明。
「mellow(youtubeチャンネル)で映像を共有できることに興奮している。これ以上に言うことはない」と喜びを表現しました。
8c+「Lee Majors」の延長バージョン
Duality of Manは米国アリゾナ州のドライキャニオンに位置。
Climbing HIstoryによると、米ナサニエル・コールマンが2018年に初登した8c+/5.14c「Lee Majors」の延長バージョンです。
Dualityは二元性、対立する2つのもの、という意味で、「Duality of Man」を訳すのは難しいです。直訳するなら「人間の二面性」になるでしょうか。
前傾壁〜オーバーハングを経てLee Majorsのアンカーに達した後、フェースに出て最大強度8b/V13のムーブをこなす必要があるといいます。
不安定な天候
ショーンは投稿で「1日のうち日陰に入るのは1〜2時間。天気が不規則で、これまで登ったどのルートよりも忍耐強さが必要だった」と説明。
ペツルのYouTube動画「Dry Canyon Series」(2019年)では、コールマンがLee Majorsを初登した後、延長部分のボルトを打ち、未完登のプロジェクトとして残した様子が記録されており、ルート全体の難しさを垣間見ることができます。
ショーンは2024年、ボルダーで世界最難V17グレードの「Shaolin」(米国ネバダ州)を初登。25年にはV17「Arrival of Birds」(スイス)を第2登しています。
使用シューズは、スカルパ のインスティンクトVSR。
