ベトナム北部の1〜2月は寒い。カットバ半島の最高気温は12〜20度前半で、曇りがちになります。
地元住民は皆、セーターや化繊のダウンジャケットを着込みます。マフラーやニット帽を身に付けている人もいます。
晩秋から初冬の東京といった気温ですが、平均的な価格帯のホテルには暖房がありません。旅行者にとっては過ごしにくいでしょう。
気温は最高10度、最低7度
2024年、カットバでは特に1月下旬から2月中旬にかけて、気温が下がりました。
天気予報サイトAccuWeatherによると、最も寒かったのが1月24、25両日で、ともに最高気温が10度、最低気温が7度でした。
少し気温が上がり始めたのが旧正月(24年は2月8〜15日)の後半で、14日は最高気温26度、最低気温19度となっています。

4枚重ねでも
私は1月下旬から、上半身にロングTシャツ、パーカー、ライトダウン、レインジャケットと4レイヤー、下半身はズボンを2枚重ねで着込みましたが、それでも寒いです。
クライミング時は汗をかかないので快適ですが、1本登って15分も経つと体が冷えるので、防寒具が必要です。
ホテルの部屋には当初、布団が一枚あるだけでしたが、これとは別に毛布2枚を貸してもらい、部屋にいる間はは四六時中、布団と毛布にくるまっていました。

風邪ひく
私は2月6日から約2週間、風邪をひいて、せっかくの海外旅行を台無しにしました。
特に旧正月期間は、クライミングのガイドショップが休みになるため、スタッフとプライベートで登る約束をしていたのですが、1日も岩場に行けませんでした。
ロングTシャツを2枚しか持っていないため洗濯が追いつかず、半袖Tシャツで寝たのが風邪の原因でしょう。朝方、左肩がとても冷えて目覚めたのを覚えています。
防寒具を購入
市街地の海沿いにある市場では、パタゴニアやノースフェイスなどアウトドアメーカーのロゴ入り衣類が豊富に売られています。
ロゴやタグは本物そっくりですが、生地の質感や仕立て具合から、明らかに偽物と分かります。
化学繊維のダウンジャケットは3000〜5000円で買えるようです。
旧正月中の2月10日、私は寒さに耐えかね、ノースフェイスのニット帽18万VND(1100円)、中国製で無名のウールマフラー17VND(1040円)を購入しました。カシミアのマフラーは25万VND(1500円)だそうです。
2月18日から急に暖かくなり始め、日中はロングTシャツとパーカーで十分。結果的にニット帽もマフラーも、ほとんど使いませんでした。
