【フィリピン留学経験】5つの能力に分けて上達 英語学習法①〜文法編

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英語学習・語学留学

海外でクライミングする際、英語を話せると楽しさは倍増します。

東南アジア各国を見ると、マレーシアやフィリピンは英語が公用語ですし、一定の階層のタイ人もネイティブ並みに話せます。

アジアを旅行するほとんど欧米人もレベルの差こそあれ、日常会話には不自由ない英語を話します。

スマートフォン搭載のAI翻訳機能がいくら進化しようとも、母国語の違う人間自らが共通の言語を話して、コミュニケーションを図る楽しさには敵わないはずです。

クライマーなら海外の友人を作ったり、新たなパートナーと登ったりする素晴らしさを、ぜひ味わってほしいです。

私の経験をもとに、勉強方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

高校時代に決めた勉強方針

私の英語力の基礎は、特に高校時代に培われたものです。

当時は地方在住の高校生だった私は、何に置いても無気力な生徒でした。

部活もせず、授業が終わったら自宅に帰り、だらだらとテレビを見て無為に時間を潰していました。

勉強を始めたのは高校2年制の冬です。

どうしても東京の大学に通いたかったのが、勉強に力を入れた動機です。

英語に関しては、中学時代と実力は変わらなかったと思います。

残り1年間しか時間が残されていないため、私は計画立てて勉強する方針を決めました。

英語については、①文法②単語③読解④リスニング⑤スピーキングーの5つの能力を伸ばす必要があると分析。

受験で必要な①〜④について、それぞれ問題集をそろえ、イチから順に解いていくことにしました。

結果的に、東京六大学のひとつに合格しましたので、勉強の手法は間違っていなかったと思います。

英語の勉強に終わりはありません。

大学合格後も自分のレベルに応じて、①〜⑤の能力を高める作業を繰り返したことで、英語スキルが身についたと考えています。

私は社会人を経て、フィリピン語学留学を終えて帰国した後、実際に正社員として、英日翻訳の仕事にも当たることもできました。

①〜⑤のいずれかに集中するのではなく長年にわたり、広く浅く、繰り返し、英語スキルの層のようなものの厚みを増していく、といったイメージで取り組むとよいかと思います。

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まずは文法

高校受験

旺文社の基礎英文問題精講を9カ月間で、3回繰り返し解いて、大学受験レベルの文法を身につけようとしました。

結果としては2回半程度で入試の時期に突入したので、後半の問題は3回解けませんでした。

ただし、この勉強法で完了形や分詞構文、仮定法といった文法の基礎は抑えられたと思います。

結果的に、東京六大学のうちの一つに合格することができました。

大学合格後に受けたTOEICのスコアは、675点でしたので、それなりに受験勉強の手法は間違っていなかったのだと思います。

問題集ベースでの勉強は、英語を「読み、聞いて、話す」ためのベースになります。

地道で、根気のいる作業なのですが、ぜひ頑張ってください。

私が今、中高校生だったとしたら、参考書はケンブリッジ出版の「Essential grammar in use」を使いたいですね。

日本人と異なる時制の概念など、簡潔に説明しています。

全世界で最も人気のある文法書です。

日本語は主語、述語、目的語などの語順が、英語と大きく異なるため、なかなか話せるようにならない、と言われています。

私は、日本人が世界標準の、分かりやすい文法書を使っていないことも、英語の習得を妨げている原因だと思います。

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フィリピン語学留学

大学卒業後、数年間の社会人生活を経て、私はフィリピンの首都マニラに渡り半年間、韓国系語学学校で英語を勉強することになりました。

フィリピンの語学学校は、比較的安い料金で、講師とマンツーマン形式の授業を受けられます。

私は大学受験で英語の基礎は習得したと考え、スピーキングの力を伸ばしたいと考えていました。

しかし、現地で痛感したのは、私の文法力の足りなさでした、

日本の学校教育では英文法を教える際、中学、高校とそれぞれのレベルに合わせ、一部省略した内容を教えています。

例えば、「He is working now」は「彼は今、働いている」などと、動詞ing形は、今起きていることを表す現在進行形と教えます。

ただ、動詞ing形では「He is working tonight」→「彼は今夜働くことになっている」などと、あらかじめ決まっている予定を表すこともできます。

日本人は英語のスピーキングができないだけで、読み書きは諸外国と同等のレベルがある、と言われており、私もそう思っていました。

しかし、私がフィリピンで英語を学び始めて感じたのは、読み書きの基礎となる文法でさえ、日本の公立学校の英語教育では不十分なものである、ということでした。

なお、この段階で語学学校が推薦し、私が使い始めたのが「English grammar in use」です。

TOEIC500〜800程度の学習者が使うことを想定されています。

全て英語で書かれているのですが、説明が簡潔で分かりやすいです。日本の文法書のように、文法用語を「現在分詞」「過去完了」などと和名を使って説明すると、かえって分かりにくいです。

私の通っていた語学学校で学んでいたのは小学生から高校生までの10代で、文法については「Essential grammar in use」→「English grammar in use」の順にレベルアップしていました。

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語学学校終了後、しばらくしてTOEICを受けたのですが、私のスコアは880点でした。「English grammar in use」の文法知識で、この程度のレベルまでは到達するようです。

同書と、同レベルで人気なテキストは「1億人の英文法」でしょう。

「英語を話す」ことを目的に書かれた文法書です。日本語の古い文法用語にこだわらず、ネイティブスピーカーがどのような意識で文章を構成し、話しているか、に焦点を合わせています。

説明上手な予備校講師の授業を聞いているような感覚で、読み進められます。

語学留学後

「English grammr in use」の内容を全て覚えたとしても、英文法の習得はまだ道半ばと言えるでしょう。

同書では省略されている英文法の規則が、まだまだたくさんあります。

ペーパーバックを読んだり、海外ドラマや映画を見たりしていると、理解できない部分が必ず出てくるはずです。

この段階になると、日本語で書かれた文法書の方が、細かいニュアンスを理解しやすいはずです。

旺文社の「実践ロイヤル英文法」は、高校生から一般社会人までを対象とした名著なので、オススメです。

例えば関係代名詞について、

There’s no one enjoys good food more than he does.

という例文が出てきます。

皆さん、なぜno oneの後にwhoがないのか、疑問に思った方はいませんか。

通常、関係代名詞が従属説の主語の役割を果たす際は、関係代名詞を省略できません。

このため例文は本来、There’s no one who enjoys〜となるのが筋ではないでしょうか。

私も最初の例文にwhoがないのは「おかしい」と思った一人なのですが、回答としては、最初の例文も「正解」です。

なぜならThere is 構文の場合、主語を修飾する関係代名詞は省略することがある(ロイヤル英文法、P649)、からです。

英語には中級の文法書には書かれていない、多くの”例外規定”のような文法があります。

日本で売られている文法書の大半は、このような関係代名詞の省略について、触れていません。

ぜひ上級の文法参考書を用意して、英語力を向上させましょう。

>>>【関連記事】5つの能力に分けて上達 私の英語学習法②〜単語編

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