【フィリピン留学経験】5つの能力に分けて上達 英語学習法④〜リスニング編

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英語学習・語学留学

日本人は読み書きができるものの、リスニングを苦手としている、とよく言われます。

その原因は「母音、子音の正しい発音を知らない」「リエゾン(連音、脱落)を知らない」「短縮・省略形を知らない」ことにあると思います。

①厳密に言うと英語には、日本語の「あ」と同じ音はありません。

②I ask her〜は、「アイ アスカー」と、herの「hサウンド」が落ち、askerとつながります。

③I wanted to〜は、「アイ ワネダ」と発音します。

私は中学、高校時代、これらの法則を学んだ記憶はありません。

フィリピンで語学留学した際に気付き、マンツーマン授業や書籍を駆使して、徐々にスキルを身に付けました。

海外ドラマやニュースなどネイティブ向けのコンテンツを見たり、外国人との会話もスムーズにできたりすると人生の面白さが倍増します。私も今もなお、学習の日々を送っていますので、ぜひ頑張りましょう。

高校時代

大学入試に合格するが…

日本の公立高校は、リスニング教育に力を入れていません。

カリキュラムの時間配分は1割以下でしょう。

それでも大学入試で聞き取り問題が出ます。私も、わずかですが練習はしました。

参考書は、Z会の「速読英単語 必修編」を使いました。

過去の入試で出た、読解問題を素材とし、文脈の中で英単語を覚える、という内容でした。

700ワード程度の英文を一気に読み上げる、ディクテーション用の音声素材が付いていたので、リスニング能力を高められると考えたからです。

入試では東京六大学のうちのひとつに合格できたので一応、成果はあったと言っても良いかもしれません。

入試用の参考書としては、「良い内容だった」と今も思っています。

教育範囲を知ろう

ただし、大学入試に向けたリスニング教材には欠点があるようにしか思えません。

それは英語学習者向けの教材ということで、単語1つ1つをはっきり区切って英文を読み上げているからです。

海外ニュースやネイティブ同士の会話で、当たり前に使われるリエゾンや短縮形が出てこないため、ネイティブ向けのコンテンツを聞き取るための訓練としては不十分です。

公立学校の英語教育は、文法も同様なのですが、ネイティブが使っている英語からすると、かなり教える範囲を狭めているのが特徴です。

教えている範囲を狭めていることを、生徒に伝えず授業を進めるので、多くの人は中学、高校卒業後、どのような能力が不足しており、何を勉強をすれば良いか分からなくなります。

逆に言えば冒頭で述べたように、発音、リエゾン、短縮形の教育が欠落していることに気付きさえすれば自ずと、どのように勉強すれば良いかが見えてくるはずです。

私がこの事実に気づいたのは大学卒業後、社会人生活を経て、フィリピンで語学留学した時のことでした。

フィリピン語学留学

マンツーマン授業で発音矯正

フィリピンに語学留学して良かったのは、マンツーマン授業で発音矯正を受けられたことです。

学校に通いはじめのころは、多くの日本人と同様に、カタカナ英語で話していました。

同校にはベテランのほかに、学生などのアルバイト講師がいました。

ある日の授業中、初めて私の担当になった、アルバイトの男性講師が、私の話す英語に耐えかねて笑い始めたことがありました。

講師はかなり恐縮しており、笑うのは申し訳ないが、どうにも発音がおかしいので笑うのを我慢できない、と謝っていました。

英語講師として働くのが初めてで、日本人のカタカナ英語を聞いたことがない、とのことでした。

Hotの発音記号はhˈɔtで、「ˈɔ」は口を大きく顎を開けて日本語の「ア」のような音を出すように発声します。「ホット」では通じません。

Findなどfサウンドは、上顎の前歯で軽く下唇をかみ、空気を漏らすようにする必要があります。

Readのrサウンドは、口の中で舌を後方に反らすように巻いて、発音するのが正しいやり方です。

私は当時、このような知識が全くありませんでした。

今思うと、私の発音を笑った講師の態度は、プロとしてあってはならないと感じます。

ただし当時は、講師への怒りは全くといいほど湧かず、中学・高校・大学と10年間、英語を学んだはずの自身の実力の低さに、あきれるだけでした。

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発音学ぶならフォニックス

ちなみに語学学校は韓国系で、韓国人の小学生がたくさんいましたが、発音矯正のために使っていたのがフォニックスの参考書です。

フォニックスはアメリカで、移民の子供らが正しい発音を身につけるために考案された学習方法です。

母音(e、Ʌ、æ)や子音(p、b、k)などについて、発音記号とともに、どのような口の形を作って発声するのか簡単に学ぶことができます。

学生時代に英語が得意だった方でも、発音について習ったことがないのであれば、まずはフォニックスで勉強しましょう。

リスニングの大前提となるスキルなので、少し知識がある方でも、きっちり復習した方が良いです。

教材は「英語耳 発音ができるとリスニングができる」「フォニックス英語リスニング」がオススメです。「TOEICリスニング満点コーチが教える 3ヶ月で英語耳を作るシャドーイング」も人気があります。

マンツーマン授業も、効果的に実力を伸ばす方法だと思います。

日本人にありがちですが、下手くそな発音を周囲の生徒に聞かれたくなくて、発言を控える、といった状況を避けることができます。

私のように語学留学はせず、有料のオンライン英会話を活用しても良いでしょう。

リエゾン、短縮・省略形

正しい発音を身につけたら、リエゾン、短縮・省略形を覚えましょう。

よく使われるフレーズを100〜200個、暗記してしまうと良いです。

日本人にありがちですが、ネイティブの子供の会話が全く聞き取れないが、文字起こししてもらうと、簡単な単語と文法構造の英語だった、ということがよくあります。

音声変化を学べば、必ず英会話を聞き取れるようになります。

I’ll〜は、「アイウ」

I should’ve〜は、「アイ シュダブ」

Out of〜は、「アウダ」

このような音声変化の存在について、日本ではあまり認識されていないように思います。

大学入試で必要ないからでしょうか。

単語帳のような形式で、よく使われる音声変化をまとめた参考書が市販されているので、一冊は手元に置いておくことを勧めます。

私は「絶対『英語の耳』になる!リスニング50のルール(長尾 和夫著)」を使いました。できることなら高校1年生の段階で使いたかったですね。

「瞬時にわかる英語リスニング大特訓 山崎 祐一著」もおすすめです。

英語学習アプリ「スタディーサプリEnglish」でもリエゾンを勉強できます。

日常英会話コース内のコンテンツ「音声変化ディクテーション」で、多彩な表現を学べます。

リエゾン、短縮形については、教材を2、3個使って多くの例文に触れ、覚えると良いと思います。

基礎を終えたら、たくさん聴く

発音とリエゾン、省略形の基礎を身に付けたら、本格的にリスニングの練習を重ねましょう。

英語の初、中級者なら、意味を完全に理解した文章を何度も聞いたり、シャドウィングしたりする方法が良いと思います。

文法、単語を覚えつつ、読解スピードも速くなり、リスニング力が付くので「一石4鳥」です。

NHK ラジオ英会話

NHKラジオ英会話」は全訳があるほか、毎週新しい話題が提供されるので、飽きません。

私は毎週号ごとに、①会話コンテンツの意味を理解②音声に続いてテキストを見ながら、シャドウィングを10回③テキストを見ないで、シャドウィングを5回、といった形で勉強していました。

1つの読解問題を30回以上、音読する、といった勉強法もありますが、私には飽きてしまうので、合いませんでした。

「The Japan Times Alpha」と「Asahi Weekly」

週刊英語学習紙「The Japan Times Alpha」と「Asahi Weekly」も、コラムや小説などを、1〜8分の音声コンテンツで聞き取り練習できるようになっています。

私はTOEICで880点を取った後、2年程度、購読していました。

両紙ともTOEIC550点〜の学習者を対象に作られているので、簡単な英語をたくさん聴く、という私の使い方にはぴったりでした。

毎週号、気に入った記事1〜2本を読んだ後、音声を聞いて、2〜3回シャドウィングしていました。

雑誌のオンライン書店Fujisan.co.jp

米国営ラジオVOA

アメリカの国営ラジオ放送局VOA(Voice of America)は、英語学習者向けのニュースや文法講座を、ポッドキャストなどで無料配信しています。

公式HPに英語のスクリプトがあるので、気が向いた時に聞いて、文章を確認していました。

並行して、ネイティブ向けのコンテンツにも挑戦していました。

海外ドラマ

海外ドラマの「フレンズ」は1990年代に大ヒットした作品で長年にわたり、英語学習者から愛されています。

出演者の発音が綺麗で聞き取りやすい上、ユーモア盛りだくさんなので、楽しみながら学べます。

動画配信サービス「Hulu」なら見放題です。

字幕のオンオフを切り替えて、リスニング練習に役立てましょう。

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