2024年12月26日、Huu Lung第4日目、岩場L’ILE NOIRE(レオノア)に行き、7a(Changing Corner、28m)を、マスタースタイルでオンサイトしました。
ルート中盤のクラック部分に木が生えており、ガバとして使ったので微妙ですが、ほかのクライマーが言うには皆、使っているとのことでした。
クライミングは自己満足が大切なスポーツなので、オンサイトしたことにして、満足した日となりました。
豪州クライマーと2人で出発
この日、宿には5人泊まっていましたが、3人はレストするとのことで、豪州クライマー・ケビンと2人でL’ILE NOIRE出かけることになりました。
朝食でチャーハンを食べた後、少しのんびりしていると、晴れて気温が上がってきたので、午前10時半ごろバイクを借りて出発しました。
6bでアップ
L’ILE NOIREでは5cが1本あり、次に易しいルートは6bになります。
ケビンが6bをやろうと言うので、ウォーミングアップとしては少し難しいが、まあ良いかと思い、一緒に登ることにします。
私は1日レストしましたが、少し疲れがあるような気がしたので、ケビンに「オンサイトの機会は譲るよ」と言い、先に登ってクイックドローをかけてもらいました。
2人とも完登し、ケビンは気になっていたという6b+に挑戦。私は前回10カ月前にフラッシュしたルートなので、再登は遠慮しました。
Changing Corner
私は若干疲れがあったものの、ケビンが7c+を登るクライマーで、ビレイも信頼できると感じたので、全てのボルトでテンションをかけながらでも練習しようと思い、ここぞとばかりに7a に取り付きました。
ガイドブックによると、「コーナーと悪いクラックに沿った、テクニカルで美しいライン(very technical and beautiful line along inside corners and bad cracks)」が特徴とのことです。
序盤の垂壁を登ってテラスに出ると、右側に上に向かって長方形状に伸びる岩があり、ホールドがないように見えます。
何度か左右からムーブを探ってはテラスにクライムダウンして休むことを繰り返した後、右側の上部に走るクラックに手を突っ込み、長方形状の岩を抱えるようにして登れそうだと判断し、高度を上げていきました。

登り終えて分かったのですが、ここが一番負荷が高かったので核心部のようです。
少し登るとクラックから木が生えており、あまりに良いガバだったので使ってしまいました。
終盤は、小さなルーフを抜けて、スラブに移行。ホールドは良かったので、そのままアンカーに到着しました。

まとめ
時計を見ると、ルートには40〜50分取り付いていたようです。
完全に手ぶらでレストできるテラスがあり、落ちても良いと思いつつ、一応はオンサイトを狙って十二分にレストしたので、長時間のトライとなりました。
私はこの日、2本で終了。気分よく岩場を後にしました。ケビンよ、ありがとう。