アレックス・メゴス 仏セユーズ9b初登の動画公開 10年未登の難ルート

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ドイツのロッククライマーのアレックス・メゴスが、フランス・セユーズで9bのルート「Ratstaman Vibrations」を初登した動画が、YouTube上で公開されました。

10年にわたり、世界のトップクライマーの挑戦を跳ね返し続けたルート。初登したのは2022 年7月31日になります。

クリス・シャーマが開拓

ルートは2012年、クリス・シャーマが開拓しました。

アレックスは2020年8月、同じくセユーズにあるBibliuographie(9b +、自己最高グレード)を初登した後、次のプロジェクトとして設定。

クリスにメールしたところ、応援する旨の言葉をもらい、やる気になったといいます。

世界中に9bクラスのクライマーはいるものの、ステファノ・グロッシ(イタリア)やセブ・ブワン(フランス)らトップクライマーが完登できていない状況が続いていました。

一部ではグレードが9cではないか、とも言われていました。このような状況に、アレックスが興味を持ったとのことです。

アレックスがレッドポイントへの挑戦を開始したのは昨年。今夏に再訪し、W杯への出場とレストなどを挟み、無事に完登しました。

余力感じる登り

ルートは登り始めてからすぐに、最も角度がきつい前傾壁となります。

動画では、カチ持ちのクロスムーブから、フラットホールドのエッジにダイノで飛びついた後、足ブラになりながら両手マッチで保持するムーブが最初の核心だ、などと解説しています。 

アンカーにクリップするまで終始、落ち着いている印象です。レッドポイント直後の一言「Oh, sketchy(ちょっと危なかった)」には、余裕すら感じさせます。

自身のインスタグラムでは、「For sure one of the best routes I’ve ever done or tried in the 9b rang(これまでに登った9bの中では、最高のルートのひとつ)」とコメント。

どうやら9bが適正グレードと判断したようです。

アレックスは1993年8月生まれで、29歳(22年10月現在)。

現在の世界最難ルートは、アダム・オンドラが開拓したサイレンス(9c)です。

果たしてサイレンスに挑むのか、もしくは自身で新たなプロジェクトを立ち上げるのか、今後に注目が集まります。

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