楽天モバイルの最強プランを申し込むとともに、併せて展開していたキャンペーンを使い、ポケットWi-Fiのルーターを1円で購入しました。
契約事務手数料ゼロで、最低契約期間や違約金の設定なし。データ使用料の上限なしで月額料金が最大3,278円(税込)と、同条件で調べたサービスの中で最も安かったです。
3週間余りで45GBほど使いましたが、ウェブサイトの閲覧、動画視聴、ブログ更新には十分な速度が出ており、かなり使い倒しています。
楽天モバイルは2025年3月7日、1年以内に解約した利用者に解約事務手数料1078円を課すと発表しました。対象は4月1日以降に回線を申し込み、利用を開始し始め、1年以内に解約した人。対象はRakuten最強プランなど3種類。1078円は月額最低利用料金の1カ月分に当たります
海外からの一時帰国に
私は2024年5月から8カ月間、東南アジアを旅行し、25年1月に帰国しました。
気に入ったのはタイのチェンマイで、毎年10月ごろに始まる乾季がベストシーズン。ことし25年も再び、数カ月間の滞在を計画しています。
日本での生活は8カ月程度と見込んでおり、なるべく安く日本にいる間だけWi-Fiを使う方法を探していました。
そこで今回、条件に合致したのが楽天モバイル。楽天グループが巨額損失を出しながら、シェア拡大を狙って事業を続けているだけに、契約条件が良いです。
1円で購入できるモバイルルーターは「Rakuten WIFI Pocket Platinum」という名称。5Gには対応しておらず、4G回線を使うとのことで、速度に不安がありましたが、平日昼間は下り40Mbps、上り18Mbps出ており、私には十分です。
「データ通信量が多い顧客は公平性の観点から、速度制限の可能性がある」という旨の条件がありましたが、45GB使った時点で、この速度が出ていれば、問題ありません。
再びタイに行くまでは、使い続けるつもりです。
最強プランの料金
料金はデータ使用量によって変わります。
通常は3GBまで1078円、20GBまで2178円、無制限3278円です。家族割があるほか、若年層や65歳以上はさらに割引を受けられます。
アプリを使えば、固定電話を含めて国内通話が無料。
海外では高速データ通信が毎月2GBまで無料です。
申し込みから開通まで
1月30日夜にインターネットで申し込んだところ、2月1日に梱包されてSIMカードと、モバイルルーター、説明書が届きました。
モバイルルーターの箱の裏面を見ると、製造元は「FUYU PRECISION COMPONENT」というベトナムにある会社である旨が記載されています。
ルーターを取り出した後は、SIMカードを差し込み、充電を開始。
USB-Cで充電しますが、ケーブルは申し込みの際に追加費用を払って注文しなければついてきません。私は自宅にあったものを代用しました。
続いて本体上の電源ボタンを押すと、液晶画面が表示され、左上に4本アンテナが立っていることを確認できました。
電源ボタンの隣りにあるボタンを押すと、Wi-Fiパスワード、さらにもう一度押すと、QRコードが表示されます。手動でパスワードを入力するか、QRコードを読み取れば接続できます。
私はアイフォン でQRコードを読み取りました。
画面にはデータ通信量の合計が表示されます。
ルーターの性能
楽天モバイル公式HPによると、ルーターの大きさは縦65mm 、横96.5mm 、厚さ15.3mmで、重さは103g。
バッテリーは2,440mAhで、連続待受時間は約260時間、連続通信時間は約10時間。充電時間は約2時間半となっています。
同時接続できる端末は16台まで。
なお背面のふたが開かない構造のため、自分でバッテリーを取り外すことができません。
ルーターの中には、バッテリーを外すことで、電源アダプタからの電力のみで動かせるモデルがあるのですが、このようなことができず、常にバッテリーを使い続けることになります。
過去に私が、縛りなしWiFi
を使っていた際は、2年程度でモバイルルーターのバッテリーが膨張し、発火の恐れがあるため使うのをやめました。
楽天モバイルの説明書を見ると、バッテリーは有償で交換できますが、金額の記載はありませんでした。
長期に使う場合は、電源駆動の据え置き型のホームルーターを置いたり、光回線を通したりした方が良いでしょう。
まとめ
私はドコモのホーム5G、縛りなしWi-Fi、NTTのフレッツ光などを自宅で使ったことがありますが、ウェブサイトの閲覧が中心なら、楽天モバイルで十分です。特に不便はありません。
楽天グループの2024年通期(1〜12月)の決算は、モバイル事業が足を引っ張り最終損益が1624億円の赤字。
基地局の整備など設備投資が多額に上っているほか、顧客囲い込みの販促キャンペーン、低価格の料金、契約プランが利益を押し下げているようです。
楽天モバイルは2022年、1GBまで0円のプランを廃止。三木谷浩史社長「0円でずっと使われても困る」と発言しました。
現在の利用料金、契約条件もいつまで続くか分からないので、気になる方は使ってみたら良いのではないでしょうか。