チェンマイのクライミングジム「Progression」が洪水被害から復旧し2024年11月1日、営業を再開しました。
ロープルート18本と、ボルダー課題40個がそろっています。
料金改定があり、月パスは利用開始当初、アクティベーションフィー999THBと月パス料金999THBを、2カ月目以降は999THBを支払う形になりました。
アクティベーションフィーは11月30日まで無料となっています。
復旧作業
タイ北部で9月に起きた大雨で、チェンマイ市街地東のピン川が氾濫。繁華街のナイトバザールや、市南部のProgressionに大規模な浸水被害が出ました。
Progressionは約6週間、営業を停止しました。もともと鉄骨、屋根付きで、屋外にある施設のため、電気系統以外は大きく損傷したものはないようです。
ボルダーマットやシューズ、Tシャツなどの商品、併設しているキッチンの冷蔵庫は、高所に避難させたとのことでした。
人間の肩の高さまで浸水したため、水と汚泥の排出に何日も時間がかかったといいます。一部の従業員の家屋も浸水し、水道が使えないなど大変だったようです。
再開初日
営業再開初日の午後5時ごろ訪れると、十数人が登っていました。
先着50人を対象に、「Progression」のロゴ入りエコバッグと、カラビナをプレゼントしており、ありがたく頂戴しました。
カラビナは、ストレートゲートでフルスケールサイズ。メジャーアクシスは24kn、マイナーアクシスの8knの強度があり、クライミングに使える本格仕様です。
クイックドローのボルト側に取り付けたいですが、ハンガーと接触して傷つくことを考えると、少しもったいないです。

併設のレストランには、ブュッフェ方式でグリーンカレーやゆで卵、野菜が並べられており、来場者に無料で振る舞われました。
洪水被害で復旧費用がかかったはずなのに、いろいろサービスして大丈夫かと思いつつ、食事を満喫させてもらいました。


新料金
1日利用(18歳以上)は250THBで、1年間有効の10回券が2500THB。
年間パスは9999THBで、アクティベーションフィーはありません。
月パスは以前、1580THBだったので、3カ月以上、通える人はお得になります。
月パス、年間パスの利用者は、インドア講習や外岩ツアーへの参加、ギア購入の費用が20%引きになります。
一度のみ、最大60日間までパスの利用を停止することもできます。他国にビザランする計画なら、重宝しそうです。
まとめ
チェンマイには現在、クライミングジムが3軒あります。MainWallは施設が充実しているものの月パス2000THB、Alpine Outpostはボルダーのみですがキャンパスボードやムーンボードがあり月パス1600THB。
MainWallは24年8月にオープンしたばかりで、ロープ壁が高く、広いため人気があるように思います。Alpine Outpostは学割があるため、若者が集まりやすいようです。
一方、チェンマイでは11月に乾季が始まり、近郊には岩場があります。ジムで調整程度に登りたいという人は、若干費用を抑えられる、Progressionが良さそうです。
リードで8aを登るスタッフが課題を作っており、24年11月現在、ロープは7a、ボルダーはV8まであるので、しっかりトレーニングもできます。