タイでは2024年10月現在、日本人ならノービザで60日間滞在でき、さらに30日間の滞在延長を申請することができます。
同月21日、チェンマイの入国管理局で、滞在延長30日を申請し即日、認められたので記録に残しておきます。
申請場所
チェンマイの入国管理局は、空港近くの本局と、市街地東のショッピングセンター「セントラル・フェスティバル」内にあります。
今回、私が利用したのは本局になります。
申請が可能になるのは、滞在期限が切れる45日前からです。
必要書類
申請用紙のほか、滞在期限を守る旨の誓約書など合計3枚が必要書類となります。いずれも入管にあり、私は申請当日、現地で入手、記入しました。
写真は縦6cm、横4cmが1枚必要です。入管施設裏手の建物に業者が入居しており、ここで撮影できます(4枚100THB)。
顔写真と、入国日のスタンプが押印してあるページの合計2枚も持参しましょう。施設裏手の業者が、コピーしてくれます。
TM30という名前の書類も必要です。宿泊先オーナーが入管に届け出る書類です。
私の場合、パスポートコピーとTM30の写しは、アパートの総務担当に頼んだら、無料でくれました。
当日の流れ
入管が業務を始めるのは午前8時半。私が着いたのは午前8時10分すぎで、すでに40〜50人いました。
後から気づいたのですが、労働ビザや婚姻ビザなど、ほかのビザ申請に訪れている人も多かったです。
入管敷地の左手に、申請窓口があり、入口付近に書類を自由に取れるトレーがあります。
さらに左手に机が並んでおり、申請者が書類に記入しており、終わった後は別の長机で待機している職員に提出しチェックを受けています。
整理券が必須
私もほかの外国人に混ざって、書類を作成。午前8時25分ごろ、前に5〜6人がいた列に並びます。
列に並び始めて5分ほどで判明したのですが、ほかの人は整理券を持っています。
近くの中年女性に聞くと、十数m離れた入管敷地入口近くの建物で配っているといいます。
後ろの人に断りを入れ、列を一旦離れて、整理券をもらいにいきました。
私はせっかく早く到着したにもかかわらず、約15分間、整理券を持たずに作業していたので、遅く来た人に順番を抜かされることになってしまいました。
整理券にはA23と書かれているので、23人目なのでしょう。Aは無査証滞在の滞在延長を示すカテゴリーのようです。

書類の確認は3段階
チェンマイの入管では、3段階に分けて、同じ申請書類をチェックします。
具体的には、最初は長机で待機している職員、次に小窓のある建屋の職員、さらに続いて本館窓口の職員です。
私は午前10時ごろに順番が回ってきた、2段階目でつまづきました。TM30に書かれている、アパートのチェックイン日が1カ月前で、滞在日数が未記載のため、アップデートしろ、とのことでした。
「宿に電話して、メールで送ってもらえ」と言われましたが、直接説明した方が早そうなので、いったん宿に帰ることにします。
「また列に並び直さなければならないのか」と聞いたところ、同じ職員の窓口に直接、持っていけばいいそうです。
月極でスクーターを借りているので、たいして交通費が発生しないのが救いでしょうか。10分弱の距離を走って宿に戻りました。

新たな書類で審査通過
宿に戻って事情を説明すると、10月21日をチェックイン日にした書類を10分ほどで作ってくれました。
ホテルとしても営業しているので、スタッフが常駐しているほか、対応が素早いです。
「チェックイン日が1カ月前の書類でも、これまで問題なかった」「意地の悪い担当職員に当たったのでは」と少し困った様子でした。
午前11時ごろ、再びイミグレに戻り、順番待ちの人をすり抜けて、先ほどの職員に書類を提出。今度は無事、第3段階の手続きに進むよう言われ、新たな整理券をもらいました。40番目だそうです。
滞在延長 無事に終了
第3段階では、本館1階の窓口に行き、順番が呼ばれるのを待った上で、書類を提出し、申請費用1900THBを支払います。
その後、しばらくして顔写真撮影のため再度、呼ばれます。さらに待っていると、30日延長のスタンプが押されたパスポートを返してもらえます。
私が受け取ったのは、午後0時20分ごろ。朝から合計4時間余りで手続き終了となりました。

まとめ
チェンマイの滞在延長にはTM30という書類が必要で、チェックイン日から1カ月以上経っている場合、宿の担当者に新しいものをつくってもらうか、滞在日数を最新のものに更新してもらう必要があるようです。
更新する場合、宿の担当者がオンラインで作業した後、24時間経過しないと内容が反映されないそうです。新規登録してもらった方が早いでしょう。
スタンプ受領までの時間については、早朝に到着し、スムーズに手続きが進んだとしても、2~3時間かかるような印象を受けました。