ペツルのヘルメット「ボレオ」をレビューしたいと思います。
クライミングや登山など各種用途を想定。内側のEPSフォームをABS樹脂で覆ったハイブリッド構造で、衝撃吸収性能と耐久性を高めています。
同社の下位モデルに位置しますが、ぺツルならではの丁寧な作りでコンパクトに仕上がっており、装着感や携帯性が良いです。
価格は税込11,000円(2024年10月現在)。重さはS/Mサイズ300g。白や赤、青など5色展開です。
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安全性能
ペツルの独自基準「 TOP AND SIDE PROTECTION」を満たした製品です。
従来のヘルメットは、落石など上からの衝撃に備えたものが多かったですが、側面や後方下部も守れるような構造としました。
同社HPによると、50cmの高さから5kgの衝撃を与えて検査しているといいます。
実際、クライミング中に墜落して頭部を岩に打ち付けることを想定した場合、バイクのヘルメットぐらい丈夫でなければ、けがを防げないと思いますが、軽量化も考えると妥当なところなのでしょう。

選択基準
個人的に、ヘルメットは外岩で必須の装備ですが、普段はジムで登っているので、使用頻度は少ないです。
装備を1g単位で削るほど、高いグレードは挑戦しないので、軽量化を追求した上位モデルは不要です。
重視しているのは頭の形にフィットしているかどうかで、ボレオは私にちょうど合いました。
衛生度
多くのヘルメット内部には、パッド(フォーム)がマジックテープや接着剤などで貼り付けられており、装着感を高めています。
パッドは汗を吸って汚れてしまいますが、ボレオなどぺツル製品の場合、取り外して洗うことができます。
パッドの着脱は他社製品でも可能なものがあるのですが、ぺツルの場合、交換用フォームとして、パッドを販売している(税込1430円=同)のが特徴的です。
パッドの買い替えで衛生度を保てるので、ヘルメットを長く快適に使えるのではないでしょうか。
交換用フォームは、全てのぺツル製ヘルメットで共通して使うことができます。
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携帯性
ヘルメット後方で頭を支えるプラスチック製ヘッドバンドが可動式で、スライドさせて内部に収納することができます。
海外旅行など移動時、コンパクトになるので、かさばらず、バッグにより多くのものを入れることができます。
ちなみにヘッドバンドは、左右2カ所にアジャスターがあり、長さを調節して頭部にフィットさせます。
さらに連結している、あごひもをストラップで締め、ヘルメット全体が上下前後に動かないようにします。

通気孔とヘッドランプ装着パーツ
側頭部から後部にかけて通気孔8カ所が空けられています。
ヘッドランプのバンドを通して装着する、プラスチック製パーツも4カ所にあります。
まとめ
ボレオは、価格と機能のバランスが取れたモデルです。使用頻度は少ないが、外岩では絶対にヘルメットを被りたいという人に最適でしょう。
湿度の高い東南アジアに持っていくと、定期的に洗っていたとしても、あごひものストラップにカビが生えることがあります。より軽量な上位モデルを所有していたとしても、もったいないので、持っていきません。
競合品は、ブラックダイヤモンドのキャピタン(税込10,450 円=24年10月現在)、マムートのスカイウォーカー3.0(同8,800円=同)になると思います。
ペツルの最上位モデル「シロッコ」は、税込19,800円(24年10月現在)。2番目のメテオは16,170円(同)です。
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