2024年5月16日、ジャカルタでの滞在を2カ月と見込み、アパート探しを始めました。
インドネシアにはKostと呼ばれる下宿が至る所にあり、一カ月単位の契約で部屋を借りられる、という情報がネット上にあったからです。
Kost探しの手法は、仲介サイトMamikosを使うか、直接訪問するのが主流のようです。
私はジャカルタ北のマンガブサール地域で、歩いてKost探しを始めました。
Kostの平均家賃は月2万円か
Googleマップで検索し、大体どこにKostがあるかは目星をつけていたので、それほど迷いません。
ただし、すでに満室であったり、外国人であることを理由に断られたりして、事前に目星をつけていたところには入れませんでした。
マンガブサールでは、一カ月の家賃200万IDRが主流のようです。この価格帯では、汚いところが多く、もう少し出しても良いので、きれいな物件に入りたかったのですが、ちょうどよく見つかりませんでした。
炎天下の中、数時間かけて十数件の物件を訪問。結局、2軒目としてチェックした物件に決めました。
建物入り口の門の脇に座っていた、警備のような男性が部屋を案内してくれたのですが、英語はさほど話せません。
よくよく聞くと、zipkosという運営会社があり、担当の女性に電話をかけてくれました。
電話では、家賃220万IDR、デポジット50万IDRとの説明があり、「2カ月、3カ月と住む気があるのか」と聞かれました。
私は「とりあえず2カ月を想定しているが、1カ月住んでから決める」と返答。1カ月出て行くなら、あまり貸したくないような雰囲気でした。
とはいえ、即日入居が可能な部屋があるということで、翌日に現金で支払い、翌々日に入居する約束をし、無事に部屋を確保しました。

翌5月17日
前日に探し当てた住居の賃貸契約のため、宿から550mほど離れたKostに向かう。
約束の午前11時に到着したが、セキュリティは契約について聞かされていない様子。運営会社にwhatsappで連絡すると、担当の男性が請求書を持ってくるという。
ほどなくして、男性が到着。東南アジアの営業マンといった格好のポロシャツ姿で、英語を話せます。
無事に家賃とデポジット分の現金を手渡すと、領収書にサインをして返してくれました。
電気はトークン制
注意事項として、電気は事前にコンビニなどで任意の金額のトークンを購入し、20桁の番号コードを電気メータに入力することで、使えるようになるとのことでした。
男性が近くのコンビニ・インドマレットまで同行してくれ、20万IDRのトークンを購入(コンビニの手数料2500IDR)。レシートに印字された、番号コードをメーターに入力するのを手伝ってくれました。
メーターの数字が12.02だったのが、147.22に。エアコンをガンガン使っても10日間は持つとのことでした。
今回契約したKostは外見がきれいで、築2年とのことでした。部屋の広さは6畳間にベッド、備え付けの収納がついているほか、1畳半ほどのトイレ、シャワー室があります。
高さ1.5m、幅60cmほどの窓もあり、カビ臭さもありません。エアコンはダイキン製で、効きも良いようです。
エアコン以外は、本当に2年目の設備なのかと思うほど劣化が進んでいます。壁が黄ばんだり、茶色くなったりして汚れがついているのが、古ぼけて見える大きな要因だと思います。
とはいえ、住めば都とはよく言ったもので、数日経過して慣れてくると、居心地がよくなってくるのでした。
ちなみに建物入り口のゲートは、顔認証で開閉します。

