クライミングロープレビュー② ペツル マンボ(10.1ミリ)

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フランスのクライミングギアメーカー・ペツルのシングルロープ「マンボ(10.1ミリ)」をレビューしたいと思います。

外皮が厚く、耐久性に優れている一方、非常にしなやかでクリップしやすいモデル。撥水加工はされていませんが、インドアでの練習に最適なモデルでしょう。

クライミングでは安全にクライマーの墜落を止めるため、クライマーとビレイヤーとの体重差は20%以内であることが望ましいとされています。体重差が少ないほど、墜落距離のコントロールが簡単です。

体重差があっても、太いロープは細いロープよりも、衝撃をある程度吸収してくれます。握りやすいほか、ビレイ器でのブレーキがよく効きます。マンボは、女性が男性をビレイする時にも役立つでしょう。

(C)ペツル R32A 050・マンボ 10.1mm×50m【10%OFF】【クライミング】【シングルロープ】【ザイル】【キャンプ&クライミング館】

スペック概要

直径10.1 mm
重量 / m65 g
外皮率37 %
耐墜落回数 (落下率 1.77) 7
伸び率 (静荷重)8.5 %
伸び率(動荷重) 34 %
衝撃荷重8.5 kN
ボビン数40

重さ、伸び率

1メートル当たりの重さは65グラム、墜落時伸び率は34%で、軽量化を意識したロープではありません。

重量はあるので、高さ30メートルの外岩ルートで使うと、高度が上がるほどロープの引き上げに苦労しクリップしにくいでしょう。

同12〜14メートルのジムルートであれば全く気になりません。

ハンドリング

エバーフレックスという特殊な熱処理が施されており、時間が経過しても高い柔軟性が持続します。

太径にもかかわらず操作感が軽く、クリップもビレイもしやすいです。

耐久性

週3で1年半、インドアで使用。1日当たり長さ12〜14メートルのルートを6本程度登りましたが、外皮の摩耗もそれほど大きくなく、耐久性があります。

ハングドックやフォールはロープに少なからずダメージを与えますが、マンボであれば気にせず練習に集中できます。

べアールのカルマ(9.8ミリ)もインドアでの使用に適しており、1年間使った経験がありますが、外皮の摩耗はマンボよりも早いです。

私の使い方であれば、あと半年程度で寿命が来たのかな、といった印象でした。

コストパフォーマンス

30メートルで 約1万2,100円(税込=2022年8月現在)で、やや高めです。耐久性が高いので長く使えるほか、取り回しの軽さを考えると満足感の高いモデルです。

撥水加工はありませんが、インドア専用と割り切れば問題ないでしょう。

個人的には、晴れの日だけに使い、定期的に汚れを落とすことができるなら、外岩にも持っていきたいロープです。

カルマは60メートルで1万5,290円(税込=2022年8月現在)。30メートルロープは8,000円程度で購入した記憶があります。

安価で良いロープですが、マンボと比べると堅さはありました。

感想

太さを感じさせない、しなやかなロープでクライミングが楽しくなります。

唯一の欠点は、インドアで使っている人が多く、他の人に間違えて持っていかれるケースがあることです。

私の知人はジムで休憩中、床に置いていたロープがなくなり、その後クライミングができませんでした。(後日、取り違えた人がジムスタッフにロープを返却。盗難ではなかった)

ロープの末端にテープを巻いて名前を書いたり、ロープバッグにくるんだりすれば、取り違えのリスクを減らせるでしょう。

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