2024年のIFSC主催ワールドカップの全日程が10月6日、終了しました。
年間成績について、リード男子はトビー・ロバーツ(ドイツ)が3380ポイントで優勝、小俣史温が2915ポイントで2位、安楽宙斗が2845ポイントで3位と続きました。
同女子はジェシカ・ピルツ(オーストリア)が3220ポイントで優勝、ヤンヤ・ガンブレット(スロバキア)が3000ポイントで2位、森秋彩が2610ポイントで3位に入りました。
ボルダリング男子は、安楽宙斗が3365ポイントで1位、楢﨑明智が2860ポイントで2位、楢﨑智亜が2690ポイントで3位となりました。
同女子はナタリア・グロスマン(米国)が2610ポイントで年間チャンピオン、オシアナ・マッケンジー(豪州)が2405ポイントで2位、中村真緒が2262.5ポイントで3位でした。
リード、ボルダリング両競技ともに男女のどちらを見ても、表彰台に最低1人は日本人が立つ活躍ぶりでした。
特にボルダリング男子は、日本人が1〜3位を独占し、強さが際立ちました。
記録の出典はIFSCウェブサイトより(https://www.ifsc-climbing.org/rankings/world-cup?discipline=boulder&category=men)
安楽宙斗17歳 23年W杯、24年五輪から好調継続
リード3位、ボルダリングで優勝した、安楽宙斗は2006年11月生まれの17歳。
23年W杯では、リード、ボルダリングともに年間チャンピオンを獲得していました。
24年パリ五輪のスポーツクライミング複合競技では、銀メダルに輝いています。
この若さで、ここまでの成績を残せるとは、信じられない思いです。
日本人クライマーが強ければ強いほど、憧れる人も増え、競技人口が拡大するきっかけになると思います。さらに活躍を続けてほしいです。