マムートのRope Bag LMNTをレビュー ショルダーハーネス付きの軽量モデル

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ロープ、バッグ

マムートのRope Bag LMNTを購入したのでレビューしたいと思います。

長さ80mのクライミングロープを収納できる大きさで、公式HPには載っていませんが容量は30〜40リットルほどと考えて良いでしょう。

背負うためのショルダーハーネスが付いていますが、パッドのない簡単な作りで、軽量化を意識していることがうかがえます。

ポケットなどもなく、重さは550g。

岩場までのアプローチを多少歩く必要があるものの、メインのバックパックにはロープを入れたくない時に重宝しそうです。

ロープバッグvsバックパック

私は通常、グレゴリーの登山用バックパック(容量40L)の中に、60mロープを含めたギアや食料など全てを入れて、岩場に向かいます。

ロープはメトリウスのロープタープにくるんで、収納します。

両手が空くので歩きやすいほか、ショルダーハーネスに厚みがあるので背負っていても疲れにくいです。

ただし、私のバックパックでは、2足目のシューズは入りません。ロープも70m以上になると、他のギアを入れるスペースがなくなります。

大きいバックパックを使う方法もあるのですが、かさばる上に、重くなります。

海外へクライミングトリップに出かける際は、空港や街中での移動の際、ロープバッグを別に持っていると、ふと立ち止まった時に地面に置くことができるので、背中の負担が減ります。

自動車に積み込む時も、40L程度のバッグに小分けした方が積載しやすいです。ほかのクライマーの荷物があるときは、余分なスペースが出ないよう、パズルのように配置を考えることができるからです。

電車やバスに乗る際も、65Lを超える大型バックパックを背負うと目立ちますし、周囲の邪魔になります。メインのバックパックを35〜40Lに抑え、ロープバッグを床に直置きすればスマートです。

今回は海外での使用を視野に入れ、ロープバッグを購入することにしました。

斜めがけvsショルダーハーネス

ロープバッグには、肩から斜めに掛けて持ち運ぶタイプと、背中に背負うバックパックタイプの2つがあります。

斜めがけタイプの方がやや安価で、メトリウスのロープマスターHCは税込4,400円(2023年2月現在)ながら、収納力があるのが特徴。購入の第一候補としていました。

斜めがけタイプの一般的な欠点としては、ショルダーベルトが片方の肩に食い込むので負担が大きいことです。パッキング後の重さが4Kg余り(60mロープ=3.6Kg程度、バッグ=約500g)であることを考えると、長い距離を歩くには適しません。

私はこの点が不安で、長い間、購入をためらっていました。

一方、バックパックタイプは肩への負担を軽くできるのが利点ですが、安いものでも価格は6,000円台になります。地面に置いて使い、すぐに汚れるであろう製品としては、価格に見合った価値があるのか疑問でした。

ショルダーハーネスも登山用バックパックと比べると簡素な作りで、パッドがあっても薄いですし、一枚地のテープスリングのようなベルトでできていることも多いです。両肩にかけられるので斜めがけするよりはマシですが、長いアプローチでは疲れます。

一人なら、メインのバックパックを背負いつつ、ロープバッグを前に抱えなければなりません。傾斜のある山道を歩く場合、浜になりそうでした。

いずれにせよ、ロープバッグは必須の装備ではありません。

どちらの製品にも一長一短があり、「バックパックタイプの方が使いやすそうだが、斜めがけの方が安くて良い」と思いながらも、登山用バックパックに全てを入れてギアを携行していました。

セール価格を発見

マムートのロープバッグを購入したのは2023年2月、Amazonなどで、たまたま3割引の4,620円(定価6,600円)で販売されているのを見つけたからです。

モデルチェンジの時期だったからでしょうか。

メトリウスのロープマスターHCより、200円余り高いだけなので、バックパックタイプを試す良い機会だと思い、購入しました。

上位モデルのCrag Rope Bagも3割引の7,623 円(10,800円)でした。

仕様

大きさは幅約26.5cm、高さ約48.5cm、マチ約29.0cmとなっています。

内蔵されているロープシートは、実測で横幅126cm、長さ143cmで、標準的なサイズと言って良いでしょう。

メトリウスのロープマスターHCのシートは、132×147cmなので、ほぼ同じ大きさです。

対角線上に2カ所、ロープを結びつけられるループが付いています。ルートを登る際は、下降中にロープの長さが足りず、ビレイ器からすっぽ抜けるのを防ぐために、末端を結んでおきましょう。

バッグ表側にある円形の開け口は、ドローコード仕様なので、簡単に大きく開いたり閉じたりできます。

ロープを入れてドローコードを絞った後は、バッグ中間部にあるストラップベルトで、横方向に締め上げることが可能。背負った際に、ロープの重さでバッグの重心が必要以上に下がらないので、歩きやすくなります。

バッグ上部には、キャリーハンドルが付いています。ルート間の移動など、短い距離で持ち運ぶ際に役立ちそうです。

ナイロン製生地の厚さは210デニールと頑丈なので、岩場で多少荒っぽく扱っても安心です。

左側面の下部には、マムートのロゴマークが縫い付けられています。マムートは比較的、ギアの価格帯が高めなので、さりげないアピールポイントがあると、持っていて気分が良いです。

まとめ

ロープバッグを携行するかどうか、斜めがけとバックパック型のどちらを選ぶかは、使用する人の好み、目的で変わります。

一概にどれがベストか、オススメすることは難しいです。

ただ今回は、ショルダーハーネス付きの軽量モデルが、4,000円台で手に入ったので、とても満足しています。

岩場でクライミングするなら、ロープを砂などの汚れから守るためのタープが必要になります。

どの製品が自分に合っているか、いろいろと検討してみてください。

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