【クライミングギア】ペツルのビレイデバイス・ルベルソをレビュー

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
ビレイデバイス、スリング

フランスのクライミングギアメーカー・ペツルのビレイデバイス「ルベルソ」は、マルチピッチに使えるATC型のモデルとしては、他ブランドを含めた中でも軽量の57gとなっています。

シングルルートでも、使い心地はバケツ型、V字スレッド型と変わらず、軽やかです。

初心者でもロープクライミングを始めると、マルチピッチに興味が出てくることがほとんどです。

当初からルベルソを買っておけば、いろいろなスタイルのクライミングを楽しめるでしょう。

PETZL Reverso ペツル ルベルソ 多目的ベレイ ラペルデバイス (色:グリーン) フリーサイズ [並行輸入品]

対応するロープ径

ペツルのカタログによると、シングルロープ(8.5mm〜10.5mm径)に対応します。

ただ、軽量化と小型化を図ったためか、ロープの通り口が若干狭いです。

私は2018年にルベルソを購入してから数年間、さまざまな人のマイロープを使い、ビレイをしてきました。

スムーズな繰り出しができるのは、10mm程度のロープまでという印象です。

ロープの使用年月が長くなると、ロープは毛羽立って太くなります。マムートの9.8mmのロープでも、ビレイが困難だったことがありました。

競合製品として挙げられる、ブラックダイヤモンドのATCガイド(税込3,630円、2022年8月現在)でしょうか。

8.1mm〜11mm径のロープに対応します。ルベルソより、ひと回り大きく、太径ロープでも流れが良いです。

重量は80gです。

レッドポイントの練習のため、耐久性のある太いロープを使いたい、といった場面で役にたつでしょう。

このほか、ルベルソが対応するハーフロープは7.1mm〜9.2mm、ツインロープは6.9mm〜9.2mmとなっています。

マルチピッチでの使用感

セカンドクライマーが墜落した時に機能する、オートロックの効きが良い印象を受けます。

対応するロープ径が、やや細めのため、静動力が強くなるのではないでしょうか。

製品の両側面にそれぞれリードクライマー、セカンドクライマーのビレイ時に、上下どちらの方向でルベルソをセットすれば良いかイラストで示されています。

セットミスにより、オートロックが効かない、といった事態を防ぎます。

懸垂下降は、他ブランドのダブルスロット型モデルと同じような使い心地です。

コストパフォーマンス

ルベルソは税込4,400円(2022年8月現在)。岩場で登攀中に落とさない限り、数年間もしくは、それ以上使える耐久性があります。

オートロック付きのビレイデバイスとしては完成形と言っても良く、この先、新たな機能が加わることもないでしょう。

ブラックダイヤモンドでは、バケツ型のATCが最安で税込2,200円(同)です。

2,000円程度の差なら、ルベルソなどマルチピッチ対応のビレイデバイスを購入してしまった方が、いろいろなクライミングに対応できるので、将来的なコスパは良いでしょう。

PETZL Reverso ペツル ルベルソ 多目的ベレイ ラペルデバイス (色:グリーン) フリーサイズ [並行輸入品]
スポンサーリンク
ビレイデバイス、スリング
kotoをフォローする
error: Content is protected !!