パタゴニアの「ベンガ・ロック・パンツ」レビュー

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クライミングパンツ

パタゴニアの「ベンガ・ロック・パンツ」をレビューしたいと思います。

クライミングを念頭に立体裁断されており、太くも細くもないストレートシルエット。派手なロゴやステッチのない、落ち着いたデザインのため、街ばきしても違和感がありません。

海外ロックツアーで、岩場だけでなく、都市部での観光も楽しみたい人には最適でしょう。

股下81cmのレギュラーと、同76cmのショートの2種類を展開。価格は税込15,400円(2024年10月現在)。ベトナム製。

パタゴニア Patagonia メンズ・ベンガ・ロック・パンツ(レギュラー) WAVB 35

パタゴニア Patagonia メンズ・ベンガ・ロック・パンツ(ショート) TRBN 35

生地

生地は4方向に伸縮する6.6オンスの、コットン/ポリウレタンの混紡素材を使っています。

混紡比率は、コットン93%、ポリウレタン7%。コットンベースの生地は擦れに強く耐久性が高いので、岩場で使いやすいです。

伸縮性を出すためにポリウレタンを混紡したと思いますが、夏場は体温が逃げにくく、熱がこもります。

一度履いて、動き回っているうちに暑さは忘れてしまいますが、やはり綿100%もしくは、ポリウレタン3%程度に抑えた生地の方が快適です。

色は茶や黒、紺など5色展開。私が23年に購入したカーキは、廃盤になったようです。

サイズ展開

ウエストサイズは28インチから、1インチ単位で展開しているため、自分にぴったりの1本を選ぶことができます。

他メーカーはS、M、Lと大雑把にしか作っていないケースが多いです。

生産コストの増加や売れ残りのリスクを抑えるためだと思いますが、買う方からするとパタゴニアのようにサイズ展開してくれると、ありがたいです。

設計

股下はクライミングパンツ定番の、ガゼットクロッチ(マチがある)構造を採用しています。

ひざ部分にはダーツが入っており、生地がもたつかないデザインに仕上がっているので、足上げが良くなっています。

裾は伸縮コードと、プラスチック製のコードロックで絞ることができ、フットホールドが見やすくなっています。

股下のガゼットクロッチ
裾に内蔵されたドローコード

ウエストまわり

フロントは、ジッパーで開閉できる前開き構造で、ジャージのようなダミーポケットではないので、街ばきしても違和感はありません。

ウエストは、スナップボタンで留める仕様です。腰回りはベルトループがあるほか、左右両側の生地をウエストバンドとし伸縮性を持たせています。

フロントはジッパーで開閉できる前開き構造

ポケット

フロントの2つのポケットは、切り口が浅く、ハーネスを付けていても物が入れやすくなっています。

裏地にメッシュを使っているので、通気性があり、熱がこもるのを、ある程度抑えてくれます。

後部にも2つポケットがあり、ヒップ部分と合わせ、1枚生地を重ねて当てて補強する形になっています。

右ももには、横開きのジッパー付きポケットがあり、ハーネスを付けても開け閉めできる位置に配置しています。

ベトナムのHuu Lungで登った時は、少額の紙幣を入れておきました。岩場の所有者が不定期に現れ、アクセスフィーを徴収する仕組みなので、すぐに支払えるよう準備しておくと便利です。

バックポケット

まとめ

ベンガ・ロック・パンツ」は10年以上にわたり長く販売しているモデルなので、他メーカーのクライミングパンツと比べて、廃盤になる可能性は小さいと言って良いでしょう。

一度、自分のサイズが分かってしまえば、いつでも同じモデルを通販でリピート買いできる、という安心感があります。

私は24年5月から25年1月までの東南アジア旅行で、クライミングを含め、毎週2回ほど着用。生地の上から岩角にひざが当たって出血することがありましたが、破れもほつれもしなかったのが印象的でした。

8カ月使っても、ひざは抜けていないので、なかなか耐久性が高いとの印象です。

競合品を挙げるとすれば、ブラックダイヤモンドのクレドパンツも、インチ刻みでサイズ展開。前開き構造なので、街ばきでも違和感ありません。

イタリアのメーカー「E9」のRond Denimは、SML展開ですが格好良いですね。

パタゴニア Patagonia メンズ・ベンガ・ロック・パンツ(レギュラー) WAVB 35

パタゴニア Patagonia メンズ・ベンガ・ロック・パンツ(ショート) TRBN 35

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