2024年7月21日、マレーシア・クアラルンプールのクライミングジム「CAMP5 Jumpa(ブキビンタン店)」に行ってきました。
ブキビンタンは、高級ブランド店が立ち並ぶ首都随一の繁華街です。
この繁華街にある商業デパート5階に、同ジムは高さ15mのリード壁、トップロープ、ボルダリング壁の大規模施設を設置し、運営しています。
おそらく賃料がかさむでしょうが、それ以上に売上があるのでしょう。CAMP5は2010年代後半から現在まで、ジムを6店舗に拡大しており、同国内のクライミング人気が高まっていると感じました。
8年ぶり訪問
私が、CAMP5を初めて訪れたのは2016年。当時はペタリンジャヤ地区のOne Utamaショッピングセンターに入居する1店舗のみだったと記憶しています。
紙のメンバーズカードも大事に取っておいていました。バーコードを読み取ると、システム上に登録された個人情報が現れ、チェックインできる仕組みです。
現在、紙のカードは廃止となり、プラスチック製のブレスレット型のものに変更されていました。スタッフに紙のカードを提示したところ、見たことがなかったようで、驚いていました。
料金
料金は大人の1日券が42MYR(1420円)。平日午後4時まで入店すれば、オフピーク扱いで31.50MYRと安くなります。
マンスリーパス=同一ジムのみ=は188MYR(6300円)、他店舗で使える同パスは228MYR。3カ月(大人、同一ジム588MYR)、12カ月パス(同1888MYR)もあります。タイやインドネシアなど近隣諸国の同規模ジムと比べ、3分の2くらいの価格で、かなり値ごろに感じました。
首都郊外北のバトゥ・ケイブに岩場があり、簡単に出向くことができる上、無料で登れるので、あまりジムの利用料金をを上げると、お客さんが来なくなるのかもしれません。
病み上がりは慎重に
マレーシア入国早々、風邪を引いてしまい、今回は最終日前日での訪問。体は弱っていましたが、ボルダリングとオートビレイでのクライミングを楽しみました。
施設は受付と同じ5階部分に、ボルダリングとリード壁があります。ボルダリング施設の上部に鉄骨、床張りで、トップロープエリアが設置されています。
この日、私はまず、ボルダリングに挑戦。課題はVグレードで示されており、V5〜6までありました。
私はV3を登るのがやっとで、風邪をぶり返さないよう、軽めに登っておきました。

オートビレイ5基
トップロープエリアの一角に、オートビレイ5基があり、自由に使えます。1基あたり、ルート3本が設置されており、最大難度は6cでした。
オートビレイがあると、ビレイヤーがいなくても、仮にいたとしても遠慮せずに持久力トレーニングができるので便利です。
以前、SNSでマレーシアの男性(60歳近く)が8aを登ったという、投稿を見ましたが、このジムのような充実した施設が貢献したのかもしれません。
私は12本ほど登って腕を張らし、終了しました。

ロッカールーム
ロッカーはありますが、自分で南京錠を持ち込み施錠するタイプのものです。
シャワールームとトイレもあります。
アクセス
私は宿をとったチャイナタウンから近い、MRTのMaharajalela駅から2駅離れたImbi駅に移動。歩いて3~4分で、ジムのある商業施設Sungei Wang Plazaに到着しました。
ショップ
ショップも併設しており、シューズ、ハーネス、ロープなど装備一式がそろいます。
シューズはイボルブやソイルを中心にそろえていました。
クアラルンプール郊外には大規模な岩場があり、アクセスも簡単です。ギアの充実ぶりは、外岩にも出向くクライマーの多さを反映しているのだと推測しました。

