オーストラリア発の本革財布ブランド「BELLROY(ベルロイ)」の超コンパクトな二つ折り財布「Note Sleeve」をレビューしたいと思います。
ここ数年、決済の電子化が急速に進み、コンビニやスーパーでも、クレジットカードでワンタッチ決済できるようになり、現金を持ち歩く必要があまりなくなりました。
なるべく身軽に動けるよう、小さい財布を比べて選んでいたところ、特に目を引いたのがベルロイでした。
Note Sleeveは、
①100mmx90mmと手のひらサイズで、重さはわずか40g。
②お札を折らずに収納できる(他社製品の一部では、お札を三つ折り、四つ折りにする必要がある)
③海外旅行も意識したモデルで、電子スキミングを防ぐRFID保護機能を搭載している
ことが特徴で、レザーの質感もよく、ブランド自体も急成長している印象を受けました。
価格は1万2,200円(税込、2022年9月現在)で、値ごろ感もあったので、2019年に購入。思った通りポケットやかばんに入れてもかさばらず、個人的にはとても満足しています。
ベルロイについて
同社は2010年創業で、かばん、キーケース、スマートフォンケースなども生産。ミニマリスト向けのすっきりしたデザインが特徴で、BEAMSや東急ハンズでも取り扱われています。
同社ウェブサイトによると、美しく経年劣化するレザーをなめして使用。手触りの良さや耐久性の高さにもこだわった上で、環境に優しい手法で加工しているといいます。
ウェブサイト上の製品の紹介動画も丁寧に作り込まれており、機能性の高さが一目でわかるようになっています。
グーグルとコラボレーションし、スマートフォンケースを作成。バーニーズニューヨークと高級感ある財布を限定販売するなど、ブランド力を高める取り組みをしています。
世界中で愛用者が急増しているといいます。事業に勢いがあるので、将来に渡り飽きずに長く使える製品をつくるブランドに育つと感じています。
コンパクト設計
薄くなめしたレザーを、無駄なスペースが出ないようコンパクトな設計で縫い上げています。
ベルロイのウェブサイトによると、カードの収納力は4〜11枚程度。小銭入れも付いています。
せっかくのコンパクト設計を生かすため、なるべく最小限のものだけを入れるのがオススメです。
ジャケットの裏ポケットに入れても、生地が盛り上がったり、不自然なしわが出たりすることのない大きさです。
ズボンの前ポケットに入れると、さすがに財布の形は出ますが特別、歩きにくいといったことはありません。
何より軽いので、小さめのショルダーバッグに入れて持ち運んでも、重さが気になりません。
最近はスマートフォンが大型化しているので、一緒にかばんに入れるであろう、財布を軽量化したい人に適しているでしょう。
カードの収納力
財布を開くと、左側に1枚、右側に2枚のカードが入るスロットがあります。
これら合計3カ所のスロットにクレジットカードなど、使用頻度の多いカードを入れておくと使いやすいです。
左側の生地の裏にもカード数枚が入るスペースがあり、中央部のプルタブを引いて、取り出せるようになっています。
さらに右側の記事の裏にも、別の収納スペースがあります。こちらは名刺入れとの位置付けで、上部から差し込むようにカードを入れます。
私は運転免許証や保険証など、カード2枚を入れています。

お札と小銭入れ
世界の主要な通貨の中で、日本円と英ポンドの紙幣は大きめですが、Note Sleeveなら、ちょうどぴったり、はみ出ずに収めることができます。
紙幣をたたまずに入れられるので、折り目がつかず、きれいに使えます。
お札入れの生地の一部分にフラップが付いており、硬貨約20枚を収納できるコインポケットとして使えます。

レザーの種類、カラー展開
質感と耐久性にこだわり、なめし加工と色染めを施した、プレミアムレザーを使用。イギリスのNPO法人「レザー・ワーキング・グループ」から、最高ランクのゴールド認定を受けているのが特徴です。
カラーはココア、ブラック、オーシャンなど9種類を展開。
私が購入したココアは、通常のメーカーならダークブラウンに分類する色合いです。
ステッチはオレンジがかっており、遊び心のある色で、おしゃれさを演出しています。
とはいえ、全体としてはシックな雰囲気を壊すことはなく、落ち着いた大人にもよく似合います。
このほか、レザー不使用の織布モデル(税込11,000円)もあり、カラーはチャコールなど2種類となっています。
ベルロイのミニ財布「カードポケット」もレビューしました。参考にしていただければ幸いです。
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