【洋書多読】The Broker(ジョン・グリシャム著)レビュー

※当サイトは、アフィリエイト広告を利用しています
ペーパーバック

ジョン・グリシャムが2005年に発表した、サスペンス小説です。

自身も法曹資格を持つことから、リーガルサスペンスを数多く執筆しているグリシャム。本作でも主人公は同資格を持っているのですが、米ロビイストとして長年、活動していた、という設定です。

若干、設定に無理があるのではないか、と思う場面もあるのですが、グリシャムらしい平易な英語で書かれているので読みやすいです。

あらすじは次のとおりです。

20年間の罪で服役中の主人公のジョエル・バックマンは突然、現職米大統領の落選に伴う恩赦で釈放される。バックマンは理由がわからないまま、新たな名前、身分を与えられ、イタリアの地方都市に移送される。そこではアパートや生活費が保障される、人並みの生活が待っていたのだが、CIAとみられる組織の監視下に置かれることになってしまった。

バックマンは、なぜ釈放されたのか。それはかつて、彼が複数の国を相手に、売り込んだ衛星システムの存在があった。彼が釈放されたことで動き出した組織とはー。彼の身に迫る危機とは。彼を監視している組織の正体はー。

果たしてバックマンは生き残ることができるのかー。

私は2023年春、1週間ほどで読み終えました。

ペーパーバックで多読する際、いつも悩むのが本の選択です。ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーに選ばれていても、ストーリーが面白くなかったり、英文が難解すぎたりすることが、よくあります。

「The Broker」について、困った時は、グリシャムを選んでおけば間違いない、と再確認させてくれる一冊でした。読み始めた後、途中で投げ出したくなることはないはずです。

グリシャムの傑作「法律事務所」に比べて、エンターテインメント性に劣ると言った印象ですが、「もしっかり楽しめました。

英語学習者の多読にオススメです。評価は、10点満点で英文 10点、ストーリー7.5点といったところでしょうか。

スポンサーリンク
ペーパーバック
kotoをフォローする
error: Content is protected !!